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いろいろなことを、たんたんと記録するブログ

「ウエスト・サイド・ストーリー」見たよ。名作of名作。

大好きなミュージカル。不朽の名作。

1961年版の「ウエスト・サイド物語」になーーーんの不満もございませんが、スピルバーグ版見に行きましたよ。

いや最高でしたわぁ……さすがスピルバーグ、なのかしら……映画詳しくないのでわからんのだけど。

 

M1から、そういうことー!ミュージカルとは、そういうことだぞ~~~~!!!と感動しておりました。(先日見た某ミュージカル映画で、これミュージカルである必要あったかしら……と思ったので……)

別に、ほんとにいきなり歌い出したり、踊り出したりするわけではないのよなぁ。だってそれはいくらなんでも不自然でしょさすがに、しかも街中で。心の動きが大きくなって、歌ったり踊ったり、の表現になるだけなので……。

歌は心の拍動であり、ダンスは魂の躍動であるのよ。

 

振り付けもとてもよかったですね……ダンス詳しくないのでこんなことくらいしか言えません。有名なベルナルドが足上げるやつはなかったけど、気にならないくらいよかった……。

たぶん昔の振り付けよりも身体能力が求められるものになっているんだろうなぁ。めっちゃ移動しながらダンス!ダンス!してました。

 

そしてやはり音楽がとてもよい……!!!バーンスタイン天才かな???

いや、天才ですよねすみませんでした。

今からすると、古き良きミュージカルナンバーって感じがするけど、それがいい。とてもいい。品もあるし、ストリングスはもちろんのこと、ブラスとかもう最高じゃなーい???

 

好きな曲はたくさんありますよ。名曲しかない。

「マリア」も好きだし(トニーがひたすらマリアマリア言うてるだけだけど好き)ここは公園のライトが着いたり、鳩が飛んでったり、演出も好きでした。

「トゥナイト」は言わずもがな。バルコニーのシーン、めっちゃいろいろ乗り越えたり、金網越しだったりした。非常にもどかしくて、あああああああ、ってなった。前はもっとするっと会えてた気がする。

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今回、マリアのすぐあとにトゥナイトだったので、あれ?そうだっけ?と思ったら、やっぱり1961年版とは違った。でもこの並びが1957年の舞台での順みたい。

あと「アイ・フィール・プリティ」も好きなんですが、こんなにあとだっけ??と思ったらこれも舞台では後の方だったみたい。

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それから「マンボ」は一緒に「マンボ!」って言いたいやつ……家で見てたら絶対言う。楽しい。

あと「アメリカ」ね~~~もうアニタがひたすらかっこよかった~~~~!!!

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ニューヨークで自分の店を持つという夢を持っていたアニタ

今回は、61年ではできなかった当事者キャストになってるんだと思いますが、ベルナルドたちは時々スペイン語めっちゃしゃべってました。前もそうでしたっけ?

アニタは「英語でしゃべって」ってずっと言ってた。本気でニューヨークでやって行くんだって覚悟してたんだと思うんだけど、あのラストからすると、もしかしたら、プエルトリコに帰っちゃったのかな……どうだろ。

なおわたしはアニタ推しです。四季で観たときは、樋口麻美さんだったなー。好きだー。樋口さんのエルファバも好きだったんよ。

 

61年の映画を全部覚えてるわけじゃないけれど、細かいシチュエーションはいろいろ変わってるんだろうと思います。

トニーとマリアの出会って物陰に行くところ、なんかおしゃれねと思いました。

あとデートで教会っぽいところに行くのですよね。美術館だそうですが。ここで誓いを立てるようになってました。ロミジュリっぽい。

そういえばロミジュリを下敷きにしているって知ったとき、びっくりしたのよね。ぜんぜんわからなかった。脚本家天才かな……。

トニーとリフが銃の取り合いするところ、床に穴が開いているところでダンスダンスダンス合戦なので、見ててひえぇええええってなった。やめてぇえええ落ちるぅうう。(落ちないだろうけど無理)

警察に捕まったジェッツが歌う「クラプキ巡査どの」っていう曲があって、まったく覚えてなかったんだけど、今聞いたらとても印象に残る。俺らがこうなったのは、生まれた環境のせいだって。昔は、人のせいにしてるだけかーって思って印象に残ってなかったんだと思う。けどこれはそうだよなって今なら思う。

アニタがジェッツに襲われそうになったとき、ジェッツの女たちも助けようとしていた。男に店から追い出されたあとも、ずっとやめてって言ってたし、最終的にアニタが助かって出ていったあとも、ショックが収まらなかったらしく、その場で二人で慰め合ってた。

61年版と大きく違うのが、トニーをかくまうのが、ドクという男性ではなく、バレンティーナという女性になっていたこと。プエルトリコ人だけれど、白人男性と結婚したという。この女性が、最終的にジェッツを止めてアニタを助けたのだけれど。

あんたたちは子供のころから知ってる。それがレイプをするようになるなんてね。と言っていた。

この言葉で、ジェッツは散り散りになる。この場面を収めたのが女性であったことに意味を感じる。

ちなみにこの役、61年のアニタ役のリタ・モレノさんがやっていて、なおかつ彼女が製作総指揮とのこと。へー。

で、バレンティーナが「Somewhere」を歌ってた。ほー。

もしかしたらマリアの未来だったかもしれないバレンティーナが歌うことで、より広い意味になってる、って言ってた論評がこちら。

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ラストはね、もうあれは、ロミオとジュリエットを下敷きにしているからしょうがない……

ジェッツに入りたい女の子、前もうちょっと出番あったような気がしたんだけど、どうだったかな。

 

見終わって、大満足で、そのこと自体に感激するなど。

とにかくこれがミュージカル映画ですよ!と思いました。音楽とダンスと心情の融合。

わたし森を見ず、枝葉を見ていくタイプなので、作品全体の意義とかそういうのはよく把握していないのですが。

決まってほしいところで決まる感がとても気持ちよかったです。あーここで拍手したいわぁ!など。シーンとシーンのつながりも、映画ならではのところもあったし。

 

なんでわたしは1900円しか払っていないのかしら、と疑問に思いました。正確には600円しか払ってないんだけれど!(映画館のポイントがたまっていたため0円+IMAXレーザー追加料金)

何か後払いをしたい……パンフを買ってくればよかったんだな。抜けてた。

舞台ならいちばんお高い席でも問題ございません。払います。

映画ってなんで一律料金なんだっけ? あ、今はラグジュアリーなシートとかあるか。

 

この映画がデパートのお中元売り場に並んでいたら、大切な方に贈る品としておススメいたします!太鼓判!間違いのないお品!!(どういうシチュエーションだ)

なおレミゼは神様への供物用です。(当方レミゼ信者)

もう一回くらい見たいのですが……もう1回見たい映画とこれから見たい映画が行列をなしています。いったいどうすれば。