「シラノ」見たよ
「シラノ・ド・ベルジュラック」がまた映画化されるというので、観に行ったよ。
シラノを初めて見たのは、1900年のフランス映画。
これがとても好きでして……
そのあと、2001年に橋爪功さん主演の舞台を観ました。
あと、2009年に鹿賀丈史さん主演のミュージカル『シラノ』を観ましたね。作曲は大好きなフランク・ワイルドホーン!
さいきんナショナルシアターライブでもやってたので、見たなぁ。ラップを組み込んだ斬新な演出でした。
原作も手元にある……
で、今回の映画は、ミュージカルらしいという話を聞き、「へ!?まさかワイルドホーンの!?」と思ったのですが、そうではなかった……
シラノの恋の物語は、ミュージカルとしても愛されてきました。日本でもさまざまな俳優がシラノ役を務めて上演を重ねてきましたが、2月25日より日本公開されるジョー・ライト監督版『シラノ』は、2018年に上演された舞台ミュージカルの映像化。舞台から引き続いてエリカ・シュミットが脚本を手掛け、その夫であるピーター・ディンクレイジがシラノ役を続投しています。ロクサーヌ役は『マグニフィセント・セブン』『Swallow/スワロウ』などのヘイリー・ベネットで、彼女はライト監督のパートナーでもあります。
なるほど。
で、見たのですが、ミュージカルとしては、
ん?ここで歌う??
え、ここは歌わない??
あ、ここ踊るのか……
ってなって、原作好きとしては、
あれ、あの話とかこの話とかやらないのーーー???
ってなりました。
シラノの言葉の才能が好きな身としては、そのあたりもっと入れてほしかったなぁ……ほとんどロクサーヌに対する愛の言葉としてしか発揮されていないかった感じ。
原作にはないんだけれど、戦争に出された兵士たちが、家族に最後の手紙を書くシーンの歌はよかったな。ここはミュージカルでした。
もともとどっちかっていうと、ストプレ向きの題材ではあるよなぁと思いました。日本語だと特に。歌にすると言葉が減っちゃうからね。
NLTでラップの演出になっていたのも、現代で言ったら、シラノがやってたのはラップバトルみたいなものなんだよね。
あとは美術がすごかったかなー。17世紀のかな?建物とか劇場とか、服とか。そこは何か賞取るんじゃないのかしら。