映画『君の名前で僕を呼んで』見た
5/31に見た。
アマプラで見たのよ。
シャーロックがアマプラ見放題に来る!ってニュースを見かけたので、どれどれ~とアマプラのホームに行ったら、「あんさんこれ好きでっしゃろ?」の欄にこれがあって。
いやいや、ていうかすでにウォッチリストに入れてるやろ、って詳細見たら、今日まで…だと……?
このときはじめて、アマプラは作品によっては一生見放題ではないのだと知る。
そーなんだ!え!うっそ!今何時?は!?今日は珍しく早く寝ようと思っていたのに!?
と慌てて再生ボタンを押すなどしまして……
(ちなみにシャーロックは6/2からだったのでフライングであった)
この作品、映画館で上映していたときに見に行こうと思っていたのだけど、結局観なかったやつで。
タイトルの時点で内容知らずとも「わーーーーー!!!やられた!!!これは完璧なのでは!?!?!?」と刺さりまくっていたのでした。
誰よこんな素晴らしい邦題をつけたのは……!!!と思っていたら、原題が「Call Me By Your Name」であったという……原作者WIN……
そのまま訳しただけだったけど……絶対日本語のほうがいいと思うで……「僕」が最高やんか……風情……
内容もとてもよかった……何から何までよかった……アカデミー脚色賞……素晴らしい……
17歳のエリオと、24歳のオリヴァーのひと夏の恋の物語。
年齢設定最高か……
フライヤー見たときは高校生同士かと思ってたけれど、いいですいいです。
17歳という、まだ何者にもなれる、ふわふわと定まらない年齢というのがとてつもなくよいですね。
対する24歳の大学院生……大人ではあるがまだ学生でもあるというボーダー感よ……!
ちょっと気になったのが、オリヴァーがアラサーに見えるんだがな……ってところ。
調べてみたら撮った時の実際の役者さんがそうだった。29歳かな。でもエリオ役も22歳くらいだったみたい。実年齢の年齢差は合ってるのよね。なんならオファーがあった年齢は役と同じ年だったらしいので。なるほど。不問。
年代は、原作では1987年だけれど、映画では1983年にしたとのこと。
イタリアの街並みと相まって、とてもいい空気感。昭和。イタリアだけど。
音楽も静かに美しく……
あっネタバレしますね。
エリオが最初女の子と付き合ってるのがいいんだよね。振っちゃうんだけど。
それと実はオリヴァーが先にエリオのこと好きになっているのがとてもよい……
エリオが言い寄ってきても、いやあかんやろ……ってかなり戸惑っているのもとてもよい……
両親が理解ありすぎてここはヘヴンか?ってなる。
振った女の子ともそんなに修羅場にならないし。
余計なトラブルが起こらなくてとてもよい……彼ら二人に集中できる……
最後のお父さんの長いセリフが最高だったな……そういう人もいたけれど結局踏み切れなかったお父さん……
一番最後のエンドロール、あまりにも自然に素晴らしくてしばらく気づかなかったんだけど、暖炉の火を見つめている様子のエリオがずっと映ってるのよね、エンドロールの間だから2分くらい?ずーっとワンカットなのよ……その間の感情の静かな変化を、カットなしで顔の表情だけで演じてるのよね……いや素晴らしい……共感通り越して、エリオと一体化したような感覚すら覚えました。だってそんなにずっと役者さんの顔だけ見てることないもの。
なおエリオは女の子と結婚する可能性はぜんぜんあるよね。立ち直れるなら。
いやあよかったなぁ……と思ってたら、なんと吹替版のオリヴァーが津田健次郎さんだったと知り……
いやあ!!!なにそれ完璧では!?!?!?
なんで吹替版を見なかったのか!!(洋画は字幕派だからです)
残念ながら見放題期間は終わりまして……課金か??津田さんなら課金もやぶさかではないのだよ……??
▼日本語吹替版予告編
ほら……!!ほら見ろ……!!!
なお予告編ナレーションの櫻井孝宏さんもめちゃくちゃいい仕事をなさるので、くーーーっ!!!ってなった。
▼アマプラ吹替
▼原作