東京国立博物館の総合文化展を見てきた(3) 1階でアートを浴びる
前回の続き。
▼さらっと周ってきたよ
ようやくたどり着いた本館。2階建てで、日本の美術品を中心とした展示。
わたしは平成館から入ったので、見る順番が逆だったみたいです。
正面入り口入ってから2階に上がり、反時計回りで見ると時系列で見られますね。
実はここにたどり着いた時点で、結構疲れたな!という感じでした。
ポンペイ展は12:30に入って、1時間ちょっとで見たかな。そのあと平成館の1階の展示も、だいぶじっくり見てしまったので。
なので、何があるのかな~とさら~っと見る程度で。
それでもかなりのボリューム。じっくり見るなら1日がかりかも??
イギリスの英国博物館よりは規模は小さいけれど(あれは何日かかるんだ……)
さすがは国立博物館。
九州国立博物館も、観光ついでに寄ったら全然見切れなかったな……
佐倉の国立歴史民俗博物館も常設展は速足で駆け抜けたな……
写真不可なもの以外は写真可でしたが、ほとんど撮ってないです。
▼アートを浴びる
さらっと見たというか、実のところ、アートを浴びた、という感じ。
力のあるアートの前に立つと、圧倒されますよね。作品のオーラが降り注いでくる感じがします。それをシャワーのように浴びる感じ。
これは、大きな作品だと特にそうですね。
小さなサイズの作品だと、オーラを吸う感じになります。個人の感覚ですが。
↓参考
とても大きな作品だと、部屋の空気が違う。場を変容する力のあるアートっていうのがある。部屋に入った瞬間にハッとする。
そういうのがあると、来てよかった(浴びられてよかった)なぁって思うし、心身が整っていく感じがする。
定期的に運動するとか日に当たるとか自然に触れるとかいいもの食べるとか、そういうのと同じレベルで、いいアートは浴びにゃいかん。と思いました。
こんな近くに国立博物館があることにありがたさよ……。
以下、印象に残ったものをいくつか。
▼磁器の部屋
1階13室に入ったら(14室から入ったので、後ろから入った)大きな磁器が3つ、どーんと展示してあるのが見えて、圧倒される。
天井も高く広く感じて、この作品を支えるにはこのくらいの空間がないといけないんだなぁと思いました。そしてこの空間を埋められるのもすごい。
あと背中でも圧倒させられる力があるのすごいよね。
展示の位置や内容ってどう決めるんだろうな。この空間にはこれ、もしくはこの作品だったらこういう空間でないと、みたいなの、あると思うんだけれど。
大きな作品だと、置いてみてやっぱ違ったな、って難しいと思うんだけれど。そこは学芸員さんの技量なのかな。
▼刀の部屋
同じ部屋に刀剣がありましたね。刀は割と好きなんですが。美術品として。
でも刀剣乱舞はやってないのよね……。やってみたことはあるけれど、いつのまにかやらなくなっていた。もともとゲームやらないので。
そこに登場している刀、たぶんいたなぁ……。
三日月宗近。平安時代の太刀。国宝。
これは名前とキャラがわかりやすいのと、CVが関俊彦さんなので覚えている。
三日月型の刃文が多くみられるので、その名がついたそうな。ほんまや。写真撮ってないけど。
この刀と、もうひとつの刀を見るために、専用の並びレーンが作成されていました。
土日だと人気なのかな。
もうひとつの刀は失念。ゲームにいたかな……名字同じ人いるからわかりづらいよね……。
三日月さんは1階にいたけれど、2階には獅子王がいたな。これも名前とキャラがわかりやすいので覚えていた。
▼日本の文化ひろば
あと、1階には体験コーナーみたいなところがありました。
江戸時代の浮世絵は版画で、色ごとの版を擦り重ねていくことで完成しますが、それをスタンプで体験できるコーナー。
ほかにもいくつかつくれるものがあって、やってみたかったけれど、疲れていたのでまた今度。
▼日本美術のとびら
あとは、これはなんていう技術なのかなぁ。デジタル年表があって。
デジタルの年表が壁に表示されていて、その前の指定された場所に立つと、美術品のオブジェクトが年表に表示されて、それを手をかざすことで操作できるという。
巻物が出てきて、右手を左から右に動かすと、巻物の続きが見られる、とか。
係員の方が、「こうするんですよ~」とアテンドしてくださいました。
じっくり見られる感じではないですが、おもしろいですね~。
ところで、「日本文化のひろば」と「日本美術のとびら」がそろっていていいですよね、と思う文字族。
さて、2階に行くぞ。